Google App Engineで実現して欲しい3つのこと

まず、一つ目は独自ドメインをネイキッドドメインにすること。

現状では、ネイキッドドメインは不可能。
なぜなら、独自ドメインを実現するにはGoogle Appsの利用が不可欠であり、Google Appsはホスト名を必ず指定しないといけないからである。
例えば、example.comというドメインを持っていた場合、Google Appsではwww.example.comやd.example.comのようなホスト名がある完全修飾ドメイン名(FQDN)が必須。
ちなみに、Google App Engine側ではマッピングしてくれない。こちらを参照
もし、ネイキッドドメインにしたいなら、レジストラ、もしくは所有しているサーバでURL転送を行うと良いが、フレーム転送ではドメイン以下のURIに対しては転送してくれない、そしてリダイレクト転送では、ネイキッドドメインにアクセスしても結局違うドメインにリダイレクトされるのだから意味がない。
よって、ネイキッドドメインによるサイト運用は不可能である。

二つ目はSSL

Google App Engineのスタートガイドにはこう書いてある。
SSLが使用できない理由。

受託開発をされている企業なら、Google App Engineの採用は絶望的だろう。
ただ、プロキシサーバを用意すれば、可能だが、そこまでして他のサーバから乗り換える企業はいないだろう。

三つ目はファイルの書き込みが不可能。

この項目は目をつぶろうと思えばつぶれるが・・・。
そもそもGoogle App Engineのサーバが大量並列化されているので、ファイルを書き込んでもそのファイルが分散されて保存されてしまうから読み出し不可能なのである。

以上が最低限実現可能になって欲しい項目である。
あとトランザクションもそうだが、これはGoogle App Engineでの話だけでなくKey-Valueストア全体による問題なので、RDBと比較しても、メリット、デメリットを考慮して納得できそうだ。
あと欲を言うならサーバに入りたい・・・。